タイとカンボジア当局が会談、国境での衝突以来初、停戦維持へ
両国は先週、国境沿いで5日間に渡って衝突。空爆・砲撃の応酬となり、30人以上が死亡、26万人以上が避難を余儀なくされた。
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両国は先週、国境沿いで5日間に渡って衝突。空爆・砲撃の応酬となり、30人以上が死亡、26万人以上が避難を余儀なくされた。
両国はその後、マレーシアなどの仲介で無条件の停戦で合意。7月29日に発効した。
この会談(8.4~8.7)は当初、カンボジアが主催する予定であったが、両国はその後、中立性を担保するため、東南アジア諸国連合(ASEAN)の議長国マレーシアで開催することに合意した。
トランプ米政権は両国に停戦を促し、「戦争をするような国とは貿易協定を結ばない」と警告。停戦後、米国は両国の輸入品に対する相互関税率を36%から19%に引き下げた。
地元メディアによると、双方は4日の協議でさらなる衝突を回避することなどについて話し合ったという。
国境付近の領有権争いは議題に含まれていない。
タイの代表団は国防副大臣が率い、外務省、内務省、国防省、国家安全保障会議、警察の幹部が同行している。
カンボジア側は副首相(国防省兼任)が参加。軍の参謀総長も同行している。
両国は1907年にカンボジアがフランスの植民地だった時代に策定された国境をめぐり、1世紀以上にわたって争ってきた。