◎治安当局はカンボジア・ラオス・ベトナムの三角地帯開発を非難する8月の集会を前に、少なくとも66人を逮捕した。
カンボジアのフン・マネット首相(Getty Images)

カンボジアフン・マネット(Hun Manet)首相は21日、近隣のベトナム・ラオスとの開発協定に関する抗議デモを受け、この協定から離脱すると表明した。

ソーシャルメディア上ではベトナムとの国境地帯における土地の利権に批判が集中している。カンボジアは歴史的にこの2カ国と敵対してきたため、協定が2カ国に利益をもたらしているという批判に発展したようだ。

治安当局はカンボジア・ラオス・ベトナムの三角地帯開発を非難する8月の集会を前に、少なくとも66人を逮捕した。その大半は釈放されたが、指導者たちは罪に問われている。

この協定は2004年に締結され、カンボジアの北東部4県とラオス・ベトナムの国境地帯における貿易と移住に関する協力を促進することを目的としていた。

マネット氏は協定に反対するグループを過激派と呼び、「この問題を利用して政府を中傷・攻撃し、国民を混乱させている」と主張した。

またマネット氏は「彼らは政府が北東部4県を外国に割譲すると主張しているが、これは完全な間違い、偽情報である」と批判した。

ベトナムとラオスは協定離脱に関する声明を出していない。

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