カンボジア「テチョ国際空港」が開業、新たな空の玄関口に
3本の滑走路を備えた新空港は滑走路1本で約70年運用されたプノンペン国際空港に取って代わる。
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カンボジアの首都プノンペン郊外で9日、新たな空の玄関口「テチョ国際空港」が開業した。
3本の滑走路を備えた新空港は滑走路1本で約70年運用されたプノンペン国際空港に取って代わる。当初7月の運用開始を予定していたが、技術的問題により開業が遅れていた。
建設費用は約20億ドル(約2940億円)。建設工事は中国企業が請け負った。
プノンペンの南方約25キロに位置する南部カンダル州に位置する。
フン・セン(Hun Sen)前首相はSNSに声明を投稿。「この開港はカンボジアの航空・経済にとって大きな一歩だ」と書いた。
9日遅くにシンガポール発便で到着したイギリス人観光客はAP通信の取材に対し、「この空港を利用する最初の乗客の一人になれたのは大変光栄だ。本当に素晴らしい」と語った。
2024年のプノンペン国際空港の利用者数は約475万人。新空港の年間利用者は1300万人と見込まれており、2030年以降は3000万人、2050年までに最大5000万人を目指し、施設を増強する予定だ。