◎新空港は年間700万人の旅客に対応でき、2040年からは年間1200万人に対応できるよう増強する計画だ。
2021年9月12日/カンボジア、首都プノンペンの政府庁舎、ソコン外相(右)と中国の王毅外相(Kith Serey/AP通信)

カンボジアのアンコールワット遺跡近くにシェムリアップ・アンコール国際空港が開業した。地元メディアが16日に報じた。

それによると、この空港はアンコールワットの東方約40キロに位置し、建設費は約11億ドル。滑走路の全長は3600メートル。

2020年に増設したシェムリアップ国際空港は遺跡の敷地から5キロほどしか離れておらず、離着陸の振動で遺跡が損傷する恐れがあるとして、今回の新空港開設により、運用を終えた。

新空港は年間700万人の旅客に対応でき、2040年からは年間1200万人に対応できるよう増強する計画だ。この空港は中国との協定の下で建設された。

観光省によると、同国の今年1~8月の外国人観光客は約350万人。コロナウイルス流行前の最後の年である2019年の外国人観光客数は約660万人であった。

新空港の開業を記念する式典には中国の外交官も出席。11月16日にはマネット(Hun Manet)首相や中国政府高官が出席するイベントが開催される予定だ。

首都プノンペンで建設が進むもうひとつの空港にも中国が関与している。

新プノンペン国際空港は2600ヘクタールの敷地に建設され、2024年の運用開始を目指している。

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