◎鳥インフルのヒトへの感染は稀。感染したニワトリなどを扱う際には徹底した防疫対策が求められる。
ニワトリ(Getty Images)

カンボジア東部プレイベン州で2歳の女児が鳥インフルエンザに感染し死亡した。保健当局が9日、明らかにした。

それによると、この女児はプレイベン州郊外に住み、H5N1型鳥インフルで死亡したことが確認されたという。

この地域では8日にも50歳の男性が鳥インフルで死亡している。カンボジアで今年、鳥インフルに感染して亡くなった人は3人となった。

世界保健機関(WHO)によると、2003年1月~23年7月の間に23カ国でヒトへのH5N1型鳥インフル感染が878件報告され、458人が死亡したという。

カンボジアでは2003年以降、58人が鳥インフルに感染している。

鳥インフルのヒトへの感染は稀。感染したニワトリなどを扱う際には徹底した防疫対策が求められる。

WHOは公式ホームページの中で、「このウイルスはアジアから欧州、アフリカ、そして2021年にはアメリカ大陸に広がり、多くの家禽が集団感染している」と述べている。

鳥インフルに感染し殺処分された家禽は世界で数億万羽にのぼると推定されている。ヒトへの感染はアフリカ、米国、欧州でも報告されている。

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