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▽犯行声明を出した組織は確認されていないが、同国最大の武装勢力TTP(パキスタンのタリバン運動)に疑惑の目が向けられている。
パキスタン、北西部カイバル・パクトゥンクワ州の南ワジリスタン、治安部隊(Getty Images/AFP通信)

パキスタン北西部カイバル・パクトゥンクワ州の政府事務所近くで爆弾が爆発し、少なくとも7人が死亡、16人が負傷した。地元当局が28日、明らかにした。

それによると、現場は同州の南ワジリスタン中心部。この地域の和平を推進する州政府の出張所近くでIED(即席爆発装置)とみられる爆弾が爆発した。

犯行声明を出した組織は確認されていないが、同国最大の武装勢力TTP(パキスタンのタリバン運動)に疑惑の目が向けられている。

AP通信は当局者の話しとして、「負傷した16人のうち何人かは意識不明の重体であり、死者数は増える可能性がある」と伝えている。

シャリフ(Shehbaz Sharif)首相とザルダリ(Asif Ali Zardari)大統領は声明でこのテロ攻撃を非難。北ワジリスタンにおける28日の軍事作戦で武装勢力を殺害した治安部隊を称賛した。

TTPとアフガンのタリバンは別組織だが、思想は共有している。TTPは現在、アフガンの山岳地帯に潜伏しているとみられ、2022年11月に中央政府との停戦協定を一方的に打ち切った。

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