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▽事件後、反政府勢力「バルチスタン解放軍(BLA)」が犯行声明を出した。
2025年1月4日/パキスタン、南西部バルチスタン州、爆発に巻き込まれた車(AP通信)

パキスタン南西部バルチスタン州で道路脇に仕掛けられたIED(即席爆発装置)が爆発し、1人が死亡、35人が負傷した。警察が4日、明らかにした。

それによると、負傷した35人のうち8人が重体。死傷者のほとんどが陸軍兵士とのこと。

ソーシャルメディアで共有された動画には炎に包まれる車が映っていた。

州警察の担当官は地元テレビ局の取材に対し、「テロリストは道路脇に停めた車にIEDを仕掛け、遠隔操作で爆発させた」と語った。

事件後、反政府勢力「バルチスタン解放軍(BLA)」が犯行声明を出した。BLAは軍の車列を狙って爆弾を爆発させたと主張している。

バルチスタン州はアフガニスタンと国境を接し、四半世紀ほど前から政府と分離主義勢力による紛争が続いている。BLAなどの反乱軍は州の資源を分配するよう中央政府に要求。その後、独立を求めて反乱を起こした。

シンクタンク「パキスタン平和研究所(Pakistan Institute for Peace Studies)」は先月、BLAが同国最大の武装勢力TTP(パキスタンのタリバン運動)に匹敵する規模に成長し、安全保障を脅かす大きな脅威になっていると指摘した。

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