▽現場はカイバル・パクトゥンクワ州クエッタ近郊の町にある神学校内のモスク。金曜礼拝が終わった直後に男が自爆した。
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パキスタン北西部カイバル・パクトゥンクワ州のモスクで自爆テロが発生し、著名な宗教学者を含む少なくとも6人が死亡、20人が負傷した。警察が2月28日、明らかにした。
それによると、現場は同州クエッタ近郊の町にある神学校内のモスク。金曜礼拝が終わった直後に男が自爆したという。
この爆発でイスラム教の著名な学者を含む6人が死亡、警察官3人を含む20人が病院に搬送された。
同州警察の幹部は地元メディアの取材に対し、「礼拝に参加していた男が自爆した」と語った。
シャリフ(Shehbaz Sharif)首相はこのテロを非難し、「イスラム過激派を一掃するという政府の目標は微塵も揺るがず、むしろ強化された」と強調した。
またシャリフ氏は犠牲者の哀悼の意を表し、関係閣僚に自爆テロ犯とつながりのある組織を突き止め、必要な措置を講じるよう命じたと明らかにした。
地元メディアによると、犯行声明を出した組織は確認されていない。一部の専門家はイスラム国(ISIS)系組織のひとつであるIS-K(イスラム国ホラサン)が関与している可能性があると指摘している。
IS-Kはアフガニスタンに拠点を置くスンニ派の過激派組織。シーア派教徒や少数民族だけでなく、アフガンのタリバン暫定政権も標的にしている。