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▽韓国の事故調査委員会は米国家運輸安全委員会(NTSB)およびボーイング社と事故原因を調査している。
2024年12月30日/韓国の務安国際空港、滑走路を逸脱・炎上した済州航空7C2216便(ロイター通信)

韓国務安国際空港で発生した旅客機事故について、当局は11日、フライトデータレコーダー(FDR)とコックピットボイスレコーダー(CVR)が事故の約4分前に停止していたと明らかにした。

韓国の事故調査委員会は国家運輸安全委員会(NTSB)およびボーイング社と事故原因を調査している。

当局によると、FDRとCVRを解析した結果、墜落の約4分前に停止し、事故時の状況を記録していなかったという。

事故は昨年12月29日に発生。済州航空7C2216便(バンコクー務安)が滑走路を外れてコンクリート壁に激突・炎上。乗客乗員181人のうち179人の死亡が確認された。機種はボーイング737-800型機。

パイロットは不時着する直前、管制塔にバードストライク(鳥の衝突)の可能性があると報告していた。

当局はブラックボックスを解析した後、データの一部が欠落していることを確認し、より詳細な調査のためにNTSBに機器を送った。運輸省は声明で、「なぜ最後の4分間のデータが記録されなかったのか、現時点では分からない」と述べた。

また同省は事故原因を特定するために最善を尽くすとした。

当局によると、同機がバードストライクを確認する救難信号を発する2分前、管制官がバードストライクの可能性についてパイロットに警告。その後パイロットから連絡が入り、緊急着陸を試みたという。

聯合ニュースは専門家の話しとして、「何らかの原因で電力が落ち、ブラックボックスも機能を停止した可能性がある」と伝えている。

全羅南道警察は今月初め、済州航空、務安国際空港、地方空港局の事務所を家宅捜索した。

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