◎北京2022冬季五輪関係者のみ立ち入れる施設および空港内で34件の新規陽性が確認された。
2022年1月29日/中国、北京の五輪関係施設(Getty Images/AFP通信/PAメディア)

1月30日、中国の保健当局によると、首都北京で新たに20件のコロナウイルス新規陽性が確認され、一部地域が封鎖されたという。

当局は封鎖下に置かれた地域の住民全員にPCR検査を命じている。

さらに、北京2022冬季五輪関係者のみ立ち入れる施設および空港内でも34件の新規陽性が確認された。当局によると、これには空港に到着した選手13人が含まれるという。

陽性と診断されたすべての選手は症状がなければ専用施設、症状があれば専用の医療機関で隔離され、24時間以内に2度陰性結果を得られれば大会に復帰できる。

中国共産党は大会に先立ち厳しいゼロコロナ政策をさらに強化しており、2月4日の開会式は東京2020夏季五輪を超える厳戒態勢で行われると予想されている。

選手以外の大会関係者も中国を去るまで五輪施設内にとどまることを義務付けられる。

入国するためにはワクチン接種と陰性証明が必要で、入国後も毎日PCR検査を受け、マスクの着用を義務付けられる。

国家保健委員会は30日、北京市内で20件の新規陽性が確認されたと明らかにした。国営の環球時報によると、市内の1日の症例が20件に達したのは2020年6月以来だという。

北京の地方当局は陽性者が特に多かった豊台区の住宅団地を封鎖した。AFP通信によると、対象地域の住民約200万人が数日以内にPCR検査を受ける予定だという。30日の全国の症例数は54件だった。

中国のコロナ累計陽性は約12万件、累計死亡者は30日時点で約4,600人。ワクチン完全接種率は人口の約85%。

北京五輪の期間は2月4日~20日、パラは3月4日~13日の予定。

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