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▽GDP成長率は政府の野心的な目標である3.5%にはまだ届いていないため、財務省は中銀に対し、景気を下支えするためにさらなる利下げを行うよう繰り返し要請している。
タイ、首都バンコクの中央銀行本館(Getty Images)

タイ中央銀行(BOT)は2月26日の金融政策決定会合で主要政策金利を据え置き、年内の利下げは1回のみとする見通しが高まった。

ロイター通信のアナリストたちは24年第4四半期(10~12月)のGDP伸び率が前期比プラス3.2%であったことや消費者物価指数(CPI)も抑制されていることから、中銀が即時の利下げに踏み切る可能性は低いと予想した。

中銀はさらなる措置を検討する前に、昨年9月に始まった補助金支給を含む政府与党の政策の効果やそれが経済に与える影響を慎重に評価すると予想された。

2月14~21日のロイター世論調査では、アナリスト26人中16人が中銀は2月26日に金利を2.25%に据え置くと予想。10人は0.25%の利下げと予想した。

24年第4四半期のGDP伸び率は過去数期で最高となり、インフレ率も1~3%の目標範囲に収まっている。

多くのアナリストが「現段階で中銀が利下げを検討する理由は見当たらない」としている。

GDP成長率は政府の野心的な目標である3.5%にはまだ届いていないため、財務省は中銀に対し、景気を下支えするためにさらなる利下げを行うよう繰り返し要請している。

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