◎来月の総選挙に向けた選挙運動は18日から全国で始まった。報道によると、約1900人の候補が300の選挙区で立候補している。
バングラデシュの与党・アワミ連盟が20日、総選挙のキャンペーンを公式にスタートさせた。
ハシナ(Sheikh Hasina Wajed)首相は北部シレットで10万人規模の集会を開催。総選挙をボイコットすると表明し、全国各地でデモを続けている野党・バングラデシュ民族主義党を非難した。
同党を率いるジア(Khaleda Zia)元首相はハシナ氏に辞任を要求している。
総選挙の投票日は来年1月7日。即日開票される。
地元テレビ局によると、ハシナ氏の集会には10万人以上が参加したという。
ハシナ政権は前日、4人が死亡した首都ダッカの旅客列車火災にバングラデシュ民族主義党の支持者が関与していると主張。ジア氏を糾弾した。
ハシナ氏も20日の声明で、「野党の支持者が火を放ったようだ」と主張した。
地元テレビ局はハシナ氏の声明を引用し、「バングラデシュ民族主義党は放火事件を起こせば政府を倒せると考えていた」と伝えている。
バングラデシュ民族主義党はこの主張を否定。出火原因は明らかになっておらず、警察と消防が調査を進めている。
バングラは過去の選挙でも暴力事件に見舞われ、多くの死傷者を出している。
来月の総選挙に向けた選挙運動は18日から全国で始まった。報道によると、約1900人の候補が300の選挙区で立候補している。