バングラ首都でイスラム教徒のデモ行進、警察が催涙ガス使用
▽警察はデモ隊を統制できず、催涙ガスとフラッシュバンを使用し、力づくで鎮圧した。ケガ人の情報はない。
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バングラデシュの首都ダッカで7日、イスラム教徒が金曜礼拝後にデモ行進を行い、機動隊と衝突した。
現地メディアによると、数百人が警察の許可を得ずに市内を行進したという。
警察はデモ隊を統制できず、催涙ガスとフラッシュバンを使用し、力づくで鎮圧した。ケガ人の情報はない。
デモ隊は警察のバリケードを払いのけ、首相府に向かおうとしたが、機動隊に押し返され、強制解散させられた。
ダッカ警視庁は声明で、活動を禁じられてるイスラム組織「ヒズブ・タフリール」に対し、集会やデモ行進を開催しないよう警告した。
ヒズブ・タフリールは安全保障に脅威を与えるとして、2009年10月以来バングラでの活動を禁じられているが、禁止令に反抗して抗議集会や行進を頻繁に組織している。
ヒズブ・タフリールは汎イスラム国家におけるイスラム教徒の団結を目指し、暴力的な手段は取らないとしている。
バングラの人口は1億7000万人。その大多数がイスラム教徒であり、昨年の大規模デモでハシナ(Sheikh Hasina Wajed)前首相がインドに亡命して以来、ノーベル平和賞受賞者のユヌス(Muhammad Yunus)首相が暫定政府を率いている。