◎火災はオランダとバングラデシュの会社が共同出資する物流拠点で4日遅くに発生した
2022年6月5日/バングラデシュ、南部チッタゴンのコンテナデポ近く(Stringer/ロイター通信)

バングラデシュ政府は5日、南東部チッタゴンのコンテナターミナルで大規模な火災が発生し、少なくとも19人が死亡、170人以上が負傷したと発表した。

火災はオランダとバングラデシュの会社が共同出資する物流拠点(BM Container Depot)で4日遅くに発生したと伝えられている。

消防によると、死者の中には消防士5人が含まれているという。さらに、消防士15人が火傷を負い病院に搬送された。

負傷者を受け入れた医療機関の担当者はAFP通信に、「数人が重体で、死者はさらに増える恐れがある」と語った。

消防によると、死亡した消防士は爆発に巻き込まれたという。

AP通信は当局者のコメントを引用し、「化学物質が入ったコンテナが爆発したと考えられる」と報じている。

地元メディアによると、消防は消火活動を続けている。(現地時間5日午前9時時点)

爆発音は数キロ離れた場所まで届いたと伝えられている。

地元メディアは物流拠点近くの住宅のガラスが割れ、爆発音は4km先まで届いたと報じた。

チッタゴンの報道官は記者会見で、「自治体は市内の全医師に出動を要請し、緊急献血を呼びかけている」と語った。

火元は分かっていないが、ロイター通信は消防当局の情報を引用し、「過酸化水素の容器から発火し、他の容器に急速に燃え広がった可能性がある」と報じた。

この物流拠点には輸出入を待つコンテナ約5000個が保管されている。

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