バングラデシュ空軍機墜落、死者31人に、大学建屋に激突
訓練機は21日の午後1時過ぎ、ダッカ北部の国際空港近くにある大学敷地内の建屋に激突・大破した。
.jpg)
バングラデシュ・ダッカの大学敷地に空軍の訓練機が墜落した事故について、地元当局は22日、これまでパイロット1人を含む31人の死亡を確認し、78人が病院に搬送されたと明らかにした。
訓練機は21日の午後1時過ぎ、ダッカ北部の国際空港近くにある大学敷地内の建屋に激突・大破した。
軍情報局ISPRによると、死亡した31人のうち少なくとも29人が学生とみられる。
地元テレビ局は地元消防局の話しとして、「24時間体制で捜索を続く、これまでに31人の遺体を収容した」と伝えている。
墜落したのは中国製のF-7BGI。操縦していた空軍中尉の死亡が確認された。
地元メディアによると、この大学には約4000人が在学し、事故当時、キャンパス内には約1000人がいたという。
墜落の原因は明らかになっておらず、航空当局が調べている。
暫定政府のユヌス(Muhammad Yunus)首席顧問は犠牲者に哀悼の意を表し、被害者に必要な支援を提供すると表明した。
ダッカ市内ではこの事故に抗議するデモが行われ、数百人が軍に説明を求めた。