バングラデシュ空軍機墜落、死者31人に、大学建屋に激突

訓練機は21日の午後1時過ぎ、ダッカ北部の国際空港近くにある大学敷地内の建屋に激突・大破した。
2025年7月21日/バングラデシュ、首都ダッカ、空軍の訓練機が墜落した大学の敷地(AP通信)

バングラデシュ・ダッカの大学敷地に空軍の訓練機が墜落した事故について、地元当局は22日、これまでパイロット1人を含む31人の死亡を確認し、78人が病院に搬送されたと明らかにした。

訓練機は21日の午後1時過ぎ、ダッカ北部の国際空港近くにある大学敷地内の建屋に激突・大破した。

軍情報局ISPRによると、死亡した31人のうち少なくとも29人が学生とみられる。

地元テレビ局は地元消防局の話しとして、「24時間体制で捜索を続く、これまでに31人の遺体を収容した」と伝えている。

墜落したのは中国製のF-7BGI。操縦していた空軍中尉の死亡が確認された。

地元メディアによると、この大学には約4000人が在学し、事故当時、キャンパス内には約1000人がいたという。

墜落の原因は明らかになっておらず、航空当局が調べている。

暫定政府のユヌス(Muhammad Yunus)首席顧問は犠牲者に哀悼の意を表し、被害者に必要な支援を提供すると表明した。

ダッカ市内ではこの事故に抗議するデモが行われ、数百人が軍に説明を求めた。

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