◎事故は10月1日の正午頃に発生。同県の小中学校の生徒39人と教師6人を乗せたバスがバンコク郊外の高速道路で事故を起こし全焼した。
タイ北部ウタイタニ県で8日、スクールバス火災により亡くなった23人の合同葬が営まれた。
事故は10月1日の正午頃に発生。同県の小中学校の生徒39人と教師6人を乗せたバスがバンコク郊外の高速道路で事故を起こし全焼した。
捜査当局は亡くなった23人全員の身元を確認。遺骨は家族のもとに戻った。
警察は運転手とバスの名義人である女性を過失致死傷罪で起訴している。
バスは4カ月前の検査で合格していた。しかし、バスは設置許可証に基づき、ガスボンベを6本まで積載する仕様だったにもかかわらず、11本搭載されていることが事故後の調査で判明した。
警察は出火原因を結論付けていない。バスは高速道路で他の車に衝突し、道路壁に接触しながら減速。まもなく火災が発生し、何度か爆発した。
このバスは50年以上前に製造されたもので、CNG(圧縮天然ガス)で走るように改造されていた。警察は、ガスボンベのチューブが抜け、火花が漏れたガスに引火したとみている。
政府はCNGで走る1万3000台以上のバスを60日以内に再検査するよう命じた。教育省はその間、全国の学校の修学旅行を中止した。