オーストラリア警察官殺害、容疑者逮捕に1億円の報奨金

オーストラリア・ビクトリア州郊外で警察官2人が射殺された事件について、捜査当局は6日、容疑者の逮捕につながる情報に100万豪ドル（約9660万円）の報奨金をかけた。

この事件はビクトリア州メルボルン郊外のポレパンカーで8月26日に発生。警察官2人が死亡、もう1人が重傷を負い、銃撃犯は現場から逃走した。

警察は翌日、容疑者の身元を公表。デジ・フリーマン（Dezi Freeman、56歳）容疑者を指名手配した。

州警察は500人態勢で容疑者を追っているが、発見には至っていない。

ビクトリア州警察の本部長は8月27日の記者会見で、「容疑者は重武装しており、荒野でのサバイバル技術に精通している」と述べていた。

この銃撃で59歳の刑事と35歳の巡査部長が死亡、もう1人の刑事が重傷を負った。

刑事たちは捜索令状を執行する予定で、容疑者の自宅敷地内に入ったところ、銃撃された。

容疑者は発砲後、徒歩で近くの林に逃げ込んだ。警察がヘリ、ドローン、警察犬などを投入し、行方を追っている。

ビクトリア州警察は6日の声明で「フリーマンの所在を特定し、平和的かつ安全に身柄を確保する取り組みの一環として、逮捕につながる情報提供に対し最大100万豪ドルの報奨金を提示する」と発表した。

また同州警察は「これはビクトリア州における報奨金としては、史上最高額である」と明らかにした。