◎30代の男性は背中を刺され重傷。容体は安定しているという。
オーストラリア・パースで武装した16歳の少年が男性を刺した後、警察官に射殺された。捜査当局が5日、明らかにした。
それによると、事件はパース郊外の金物店の駐車場で4日夜に発生。16歳の少年が30代男性の背中を刺し、現場で対応に当たった警察官に襲いかかったという。
警察官は少年に刃物を捨て投降するよう警告。少年はこれを無視し、突進してきた。
サウス・オーストラリア州のクック(Roger Cook)州首相は5日の記者会見で、「少年が男性に襲いかかり、その後、警察官に突進してきたため、撃たれた」と語った。
またクック氏は「少年はインターネットを介して過激化したようだ」と述べた。
警察によると、30代の男性は背中を刺され重傷。容体は安定しているという。
警察はシドニーで先月15日に16歳の少年が教会で司祭を刺して以来、パトロールを強化していた。
シドニーのショッピングモールで先月13日に発生した殺傷事件では6人が死亡、8人が重軽傷を負った。容疑者はその場で射殺されている。