◎インドネシアの麻薬取締法は世界で最も厳しく、国内で死刑判決を受けた150人以上のほとんどが麻薬密売人、その約3分の1が外国人である。
2024年6月13日/インドネシア、バリ島の裁判所前、麻薬取締法違反で逮捕された豪人男性(AP通信)

インドネシア・バリ島の裁判所で13日、麻薬取締法違反で逮捕されたオーストラリア人男性の裁判が始まった。

スミス(Troy Andrew Smith)被告はサウスオーストラリア州出身。4月30日にバリ島の人気観光地クタビーチ近くのホテルで3.15グラムの覚せい剤を所持したとして逮捕された。

捜査当局はスミス被告がオーストラリアから不審な小包を郵便で受け取ったという情報提供に基づき、ホテルを捜索した。

バリの検察当局は声明で、「スミス被告は禁固12年以下および罰金刑に処される可能性がある」と述べた。

当局はスミス被告を麻薬常用者と判断。死刑の可能性がある麻薬密売ではなく、使用の罪で起訴した。

当局によると、スミス被告はアルコールを止めるために2020年から薬物を使用していたと供述。売人であることを否定したという。

インドネシアの麻薬取締法は世界で最も厳しく、国内で死刑判決を受けた150人以上のほとんどが麻薬密売人、その約3分の1が外国人である。

麻薬密売で死刑判決を受けた者は銃殺刑に処される。

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