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オーストラリア、ビザなし外国人をナウル共和国に送還へ、協定締結

オーストラリア政府はこの協定に基づき、最初の送還者が到着次第、ナウルに4億800万豪ドル(約392億円)を前払いし、その後毎年7000万豪ドルを再定住費用として支払う。
南太平洋の島国ナウルの海岸線(Getty Images)

オーストラリア政府が有効なビザ(査証)を持たない外国人をナウル共和国に送還することを認める協定に調印した。現地メディアが30日に報じた。

それによると、オーストラリア政府はこの協定に基づき、最初の送還者が到着次第、ナウルに4億800万豪ドル(約392億円)を前払いし、その後毎年7000万豪ドルを再定住費用として支払う。

この措置はオーストラリアの難民支援団体から非難を浴びており、「事前通知なしの大量送還につながる可能性がある」と指摘している。

国連がナウルで拷問等禁止条約の違反が確認されたと指摘して以来、人権団体はナウルへの送還計画に抗議し続けてきた。

オーストラリア内務省は声明で、「この協定にはオーストラリアに合法的に滞在する権利のない人々がナウルで受け入れられ、適切な待遇と長期滞在を保証する約束が含まれている」と述べた。

両国は2月、3人の凶悪犯罪者をナウルに強制送還することを許可する協定を結んだ。

ナウルは太平洋に浮かぶ世界で3番目に小さな国で、面積は約21平方キロメートル、人口は約1万人。

かつてはリン鉱石の輸出で経済が潤ったが、資源枯渇後は経済的困難に直面している。

オーストラリアとの協定により、難民収容施設を設置して収入源とするなど、支援に依存する側面がある。独立は1968年、イギリス連邦に加盟している。

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