▽次の議会選は5月までに行われる予定だ。
とモリソン前首相(Getty-Images)-2.jpg)
オーストラリアのアルバニージー(Anthony Albanese)首相の支持率が22年の選挙以来、最低水準まで低下し、最大野党・自由党の政権復帰が現実味を帯びてきた。
世論調査会社ニュースポールが27日に公表した最新の世論調査によると、自由党の支持率は51%で、労働党の49%を上回ったという。
24年12月の調査では50ー50だった。
オーストラリア放送協会(ABC)の世論調査も似たような数字となっている。
ニュースポールの世論調査ではアルバニージー氏の支持率は6ポイント減の20%。自由党のダットン(Peter Dutton)党首を下回り、首相就任以来最低となった。
次期首相に相応しい候補はアルバニージー氏が44%、ダットン氏が41%となっている。
次の議会選は5月までに行われる予定だ。
次の議会選については、回答者の53%が自由党の勝利と予想するも、単独過半数は難しいかもしれない。
アルバニージー氏はインフレ対策を強化することで個人と企業を喜ばせてきたが、一部の専門家は「国債頼み」の政策に懸念を示している。
インフレ率はこの数カ月、鈍化傾向にある。オーストラリア準備銀行(中銀)は来月の金融政策決定会合で利下げの可能性を残している。