▽25年1月のインフレ率は前年同月比2.5%増、市場予想と一致した。24年12月と比べると0.8%増となっている。
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オーストラリアの統計局が26日、先月の消費者物価指数(CPI)を公表した。
それによると、25年1月のインフレ率は前年同月比2.5%増、市場予想と一致した。24年12月と比べると0.8%増となっている。
24年12月のインフレ率は2.7%増であった。
統計局は声明で、「住宅価格の鈍化と休暇旅行の減少がインフレ率を押し下げた」と述べた。
変動の大きい食品とエネルギー価格を除いたコア・インフレ率は前年同月比2.8%増。24年12月の2.7%から0.1%上昇した。
これは21年半ば以来の水準であり、22年ピーク時の22%を大きく下回っている。
家賃は24年12月から0.3%上昇したが、年率では5.8%に低下。ピークは23年8月の7.8%であった。
旅行と宿泊施設は共に減少した。
オーストラリア準備銀行(中銀)は今月初め、4年ぶりに主要政策金利を4.35%から4.1%に引き下げたが、追加緩和の見通しは保証されていないと警告した。
ハードルのひとつは労働市場の意外な強さであり、これがコスト上昇圧力を煽り、コア・インフレ率が目標値の中央まで鈍化するのを妨げる要因となっている。
中銀はインフレ率を目標値の2~3%の目標範囲内に保つために金利を操作している。