◎NZ政府は豪が2001年にビザ規則を強化して以来、法改正を求めてきた。
オーストラリア政府は22日、同国に住むニュージーランド市民数十万人の豪国籍取得を容易にする計画を発表した。
7月1日以降、豪に4年以上居住し、2001年以降に到着したNZ人は市民権をより簡単に取得できるようになる。
また市民権取得に必要な永住権の取得が不要になる予定だ。
NZ政府は豪が2001年にビザ規則を強化して以来、法改正を求めてきた。
アルバニージー(Anthony Albanese)豪首相はヒプキンス(Chris Hipkins)NZ首相との会談に先立ち、この計画を発表した。
アルバニージー氏は声明で、「豪で家族を養い、働き、生活を築くNZ人の市民権取得の要件を緩和できることを嬉しく思う」と述べた。
豪で生活しているNZ人約35万人が法改正の恩恵を受けると期待されている。
ヒプキンス氏はSNSに声明を投稿。法改正を「この1世紀で最大の改善」と呼び、高く評価した。
豪政府は2001年、外国人のビザ取得要件を見直した。
市民権を取得するためには永住権を申請・取得する必要があり、その手続きにはかなりの時間と費用がかかる。
現在、豪で生活するNZ人は約67万人。NZには約7万人の豪人が住んでいる。