◎ニュージーランドは米英豪の安全保障枠組みAUKUSを通じて、先進的な軍事技術を3カ国と共有することを検討している。
2023年12月20日/オーストラリア、シドニー、アルバニージー首相(左)とNZのラクソン首相(ロイター通信)

オーストラリアとニュージーランドの首脳は20日、より緊密な防衛関係を模索することで合意した。

NZは米英豪の安全保障枠組みAUKUSを通じて、先進的な軍事技術を3カ国と共有することを検討している。

先月新政権を発足させたラクソン(Christopher Luxon)首相はシドニーでアルバニージー(Anthony Albanese)首相と会談。来年初頭に外務・防衛担当閣僚協議(2プラス2)を行うことなどで合意した。

ラクソン氏は記者会見で、「豪との緊密な安全保障・防衛関係は我が国にとって非常に重要である」と語った。

またラクソン氏は、「3カ国同盟の中で重い仕事を分担することを約束し、共通の利益と価値観を促進するために、豪とともにあり続けることを決意している」と強調した。

米英は南太平洋で影響力を拡大する中国に対抗するため、AUKUS協定に基づき、米国の原子力技術を搭載した潜水艦を豪に提供することで合意している。

NZは1984年以来、原潜の入港を禁じている。ラクソン氏は自国の非核政策について、「交渉の余地はない」と強調した。

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