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パキスタン・カラチで建物倒壊、13人死亡、10数人負傷

爆発はカラチ東部の地区。アパートとみられる建物の1回で大きな爆発があり、その後倒壊した。
2026年2月19日/パキスタン、最大都市カラチ、建物が倒壊した現場(ロイター通信)

パキスタン南部シンド州の最大都市カラチでで19日早朝、複数回建ての建物が倒壊し、少なくとも13人が死亡した。地元当局が明らかにした。犠牲者には女性や子どもが含まれ、現場で救助活動が続いている。

爆発はカラチ東部の地区。アパートとみられる建物の1回で大きな爆発があり、その後倒壊した。警察によると、ガスボンベが爆発したとみられ、その衝撃で建物が崩れ落ちたという。カラチ警察の広報担当はX(旧ツイッター)への投稿で、犠牲者の中に2歳児を含む7人の子どもが含まれていると明らかにした。

消防隊が現場で対応に当たり、瓦礫の中から複数の負傷者を救出した。救助隊は10数人を救助・病院へ搬送したが、まだ瓦礫の下敷きになっている人がいる可能性があるとして、捜索を続けている。爆発の原因は明らかになっていない。

カラチでは建築基準の不十分さや都市の過密状態が以前から問題視されていた。先月には市内の大型ショッピングモールで火災が発生し、70人以上が死亡したばかりであり、今回の惨事は都市の安全対策への懸念を改めて浮き彫りにしている。

住民たちは早朝の爆発音に驚いて飛び起き、周囲一帯が激しく揺れるのを感じたという。目撃者の1人はロイター通信の取材に対し、「大きな爆発があり、その後すぐに建物全体が崩れた。叫び声が聞こえ、瓦礫の下から助けを求める声がした」と語った。救助隊は狭い路地やさらなる倒壊の危険を避けながら慎重に捜索を進めている。

犠牲者の遺族や周辺住民は悲嘆に暮れ、病院前には負傷者を見舞う家族が詰めかけている。地元当局は被災者支援のための医療資源を動員するとともに、今後の安全措置と建物管理の強化を検討する方針を示している。

警察と消防当局は今回の爆発がガスシリンダーの不適切な設置や管理不備に起因する可能性が高いと見ており、調査が進むにつれて更なる情報が明らかになると述べている。また当局は同種の事故を防ぐため、他の住宅地区でもガス設備や建築安全の点検を強化する意向を示した。

このビル倒壊はラマダン初日を迎える宗教的行事の準備が進む時間帯に発生したため、住民の混乱と懸念が一段と大きくなっている。一方で救助活動は昼夜を問わず続けられ、警察は被害状況の把握に努めるとしている。

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