銃撃犯が野党議員を殺害、警察が行方追う スリランカ
事件は首都コロンボ南方の町で発生。連邦議会議員の事務所に銃撃犯が押し入り、発砲した。
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インド洋の島国スリランカで正体不明の銃撃犯が野党政治家を射殺した。警察が22日、明らかにした。
それによると、事件は首都コロンボ南方の町で発生。連邦議会議員の事務所に銃撃犯が押し入り、発砲したという。
容疑者は現場から逃走。議員は病院に搬送されたが、間もなく死亡した。
この議員は与党との厳しい戦いを制し、議会に選出された。
スリランカではこの数カ月、犯罪が急増している。主な原因は麻薬流通をめぐるギャング間抗争だ。
警察の統計によると、今年に入ってから少なくとも100件の銃撃事件が発生し、51人が死亡、56人が負傷している。政治家が標的になったのはこれが初めてとみられる。
与党・人民解放戦線(NPP)のディサナヤケ(Anura Kumara Dissanayake)大統領は声明でこの事件を非難し、ギャングの取り締まりを強化すると約束した。
警察はこの数カ月でギャングのリーダーや構成員など、数十人を逮捕している。