◎2人の女性登山家はウッタラカンド州にある岩場(標高7000メートル超)を登っていたが、そこで立ち往生した。
ヒマラヤ山脈の最高峰エベレスト(Getty Images)

インド・ヒマラヤ北部の高峰で3日間身動きが取れなくなった米国人とイギリス人登山者が救助された。インド当局が7日、明らかにした。

それによると、2人の女性登山家はウッタラカンド州にある岩場(標高7000メートル超)を登っていたが、そこで立ち往生したという。

2人は3日、落石によってロープが切断され、食料、テント、登山用具などの物資が入ったリュックを失った。2人は通信機器もほとんど失ったが、その日のうちに緊急メッセージを送信することができたという。

救助隊の責任者は地元メディアの取材に対し、「2人は落石をうまくかわしたが、リュックを失い、身動きが取れなくなった」と語った。

それによると、救助活動には80時間を要し、インド空軍とウッタラカンド州政府が関与したという。

インド空軍のヘリコプター2機は4日の周辺捜索で2人の位置を特定できなかった。しかし翌日、この岩場に登ろうとしていたフランスの登山家チームが2人を発見、その座標を救助当局に伝えた。

2人の命に別条はなく、大きなケガもなかった。

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