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タイ東部沖で旅客フェリー浸水、乗客乗員全員救助、ケガ人なし

他のフェリー、巡視艇、漁船、海軍艇が現場に急行し、1時間以内に乗客97人と乗組員10人を救助した。負傷者は報告されていない。
タイ、プーケット島沖(Getty Images)

タイ当局は20日、東部トラート県沖で旅客フェリーが浸水し、乗客約100人を救助したと明らかにした。

それによると、このフェリーは民間企業が運航し、クッド島からトラート市へ向かう途中浸水。船長が沿岸警備隊に救助を要請した。

他のフェリー、巡視艇、漁船、海軍艇が現場に急行し、1時間以内に乗客97人と乗組員10人を救助した。負傷者は報告されていない。

地元メディアによると、沿岸警備隊が船内にたまった水を排水し、近くの岸まで曳航したという。

地元テレビ局は関係者の話しとして、「乗組員の1人が浸水に気づき、船長に報告した」と伝えている。

クッド島はカンボジア国境に近く、タイで4番目に大きい島だが観光地化が進んでおらず、手つかずの自然が残ることで知られる。透明度の高い海と白砂のビーチ、ヤシの木が続く静かな景観が特徴だ。

島内にはクロンチャオ滝などの淡水滝があり、ジャングルを歩くトレッキングも楽しめる。

夜は静かで落ち着いた雰囲気が保たれている。都会の喧騒から離れ、ゆったり過ごしたい旅行者に向いた島と言える。

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