◎2人が何を飲んだかは明らかになっていない。
ラオスのタイ国境近くの観光地で密造酒とみられるアルコールを飲んだオーストラリア国籍の女性2人がアルコール中毒の疑いでタイの病院に搬送され、治療を受けている。豪メディアが19日に報じた。
それによると、治療を受けているのは19歳の女性2人。旅行でラオスを訪れ、タイ国境近くの観光地で体調を崩し、その後、タイの病院に緊急搬送されたという。
オーストラリア放送協会(ABC)はラオスのホテル関係者の話しとして、「女性2人は11月13日にチェックアウトする予定だったが、他の宿泊客からこの2人が体調を崩していると連絡を受け、病院に搬送を手配した」と伝えている。
その2日前、女性2人は100人以上の宿泊客と一緒に、ホテルからのもてなしとして提供されたラオス産ウォッカを無料で飲んでいたという。
その後、2人は世遊びに出かけ、翌朝ホテルに戻ったようだ。ホテル提供のウォッカを飲んだ他の宿泊客が体調不良を訴えたという情報はないという。
豪外務省は19日、タイにいる女性2人とその家族が領事支援を受けていることを確認したが、それ以上の詳細はプライバシー保護のため、明らかにしなかった。
ABCによると、2人はラゴスの病院で治療を受けた後、タイに搬送され、現在は首都バンコクの病院で治療を受けているという。2人の両親は事件発覚後、飛行機で駆けつけた。
2人が何を飲んだかは明らかになっていない。専門家によると、ラゴスの一部地域ではメタノールを加えた密造酒が出回っているという。メタノールを摂取すると臓器障害や脳障害を引き起こす。主な症状は胸痛、吐き気、過呼吸、失明、昏睡など。