◎利用者の体重は匿名でデータベースに記録されるが、同社のスタッフや他の乗客は閲覧できない。
2023年5月29日/ニュージーランド、オークランド空港の保安検査場(Air New Zealand/AP通信)

ニュージーランド航空は旅客機の燃料効率を向上させる取り組みの一環として、国際線を利用する乗客に体重測定をお願いしている。

利用者の体重は匿名でデータベースに記録されるが、同社のスタッフや他の乗客は閲覧できない。

同社は31日のプレスリリースで、「乗客の平均体重を把握することで燃料効率を向上させることができる」と述べている。

調査への参加は任意であり、断ることも可能だ。

テレビジョン・ニュージーランド(TL)は専門家の話しとして、「これは健康診断ではなく、乗客の”重量”をチェックし、最適な燃料効率を割り出す取り組みのひとつである」と伝えた。

顧客は服を着たまま「数値が表示されない」体重計に乗る。

同社は2021年にも国内線の乗客の体重を測定した。

同社はプレスリリースの中で、「パンデミックが終わり、国際旅行が再開された今、国際線利用者の体重を測定する時が来た」と述べている。

同社のパンデミック以前の国際線利用者は年間1700万人超。週3400便を運航していた。

同社は「航空機に搭載される重量を把握することは規制上の要件である」と述べている。「体重計に乗るのは大変なことだと思います。しかし、あなたの体重はどこにも表示されませんので安心してください」

同社は国際線を利用する1万人以上の利用者に体重測定プログラムに参加するようお願いする予定だ。期間は5月29日~7月2日。オークランド国際空港の特定のフライトゲートで体重を測定できる。

同社は利用者、乗務員、貨物、機内食、機内持ち込み手荷物に至るまで、航空機に搭載するすべての重量を測定している。

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