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中国・江蘇省の花火店で爆発、8人死亡、旧正月を前に

当局によると、爆発は江蘇省連雲港市の集落にある店舗で15日午後に発生。花火を不適切に点火したことが原因とみられている。
2026年2月14日/中国、首都北京郊外の遊園地(AP通信)

中国東部・江蘇省の花火と爆竹を販売する店舗で爆発・火災が発生し、少なくとも8人が死亡、2人が軽い火傷を負った。地元当局が16日、明らかにした。この事故は中国最大の伝統行事である旧正月(春節)を目前に控えたタイミングで起きた。

当局によると、爆発は江蘇省連雲港市の集落にある店舗で15日午後に発生。花火を不適切に点火したことが原因とみられている。

国営メディアは午後2時30分ごろに大きな爆発音の後、炎が広がったと伝えている。消防や救急隊などの関係機関が現場に急行し、火は午後4時ごろまでに消し止められたが、8人の死亡が確認され、2人が病院に緊急搬送された。報道によると、爆発に関与したとされる人物が拘束されたという。当局が現場を封鎖し、関係者から話しを聞いている。

中国では旧正月に花火や爆竹を打ち上げる風習があり、悪霊を追い払って幸福を招くと信じられている。

近年は大気汚染や事故防止の観点から多くの都市や地域で花火や爆竹の使用が規制され、禁止されているところも増えている。とはいえ一部の自治体では規制が緩和され、伝統行事としての打ち上げを許可する動きも見られる。

事故を受けて、規制当局は花火の生産から流通、販売、使用に至るまでの全過程で監督を強化するよう全国の地方政府に求める声明を出した。また、特に店舗周辺での花火や爆竹の試験発射や点火を厳しく禁止する必要があると指摘し、再発防止のために安全の「死角」を排除するよう促した。地方当局に対しては、春節期間中の安全確保と住民の祝祭行事が安全かつ円満に進むよう対策を徹底するよう求めた。

中国国内では工場や販売所などでの火薬・爆発物を巡る事故がこれまでにもたびたび発生し、安全基準の不備が指摘されてきた。最近では他の地域でも爆発事故による死傷事故が確認され、安全管理の強化が課題となっている。この事故は例年多くの人々が花火や爆竹に触れる時期に発生し、特に安全意識の徹底が求められる時期での重大な事故として国内外の関心を集めている。

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