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パキスタン首都の結婚式会場で爆発、新郎新婦を含む8人死亡

爆発した建物では結婚式後のパーティーが開かれていた。
2026年1月11日/パキスタン、首都イスラマバード、爆発があった建物(AP通信)

パキスタン・イスラマバードの住宅地で11日早朝、ガス爆発があり、少なくとも8人が死亡、複数人が負傷した。地元当局が明らかにした。

警察や消防当局によると、死亡者には新婚の夫婦も含まれていた。爆発した建物では結婚式後のパーティーが開かれていた。

爆発は住宅が密集する市中心部の居住地区で起き、建物の一部が倒壊。周辺にも被害が及んだ。

当局によると、結婚式は夜遅くに行われ、2次会後に爆発が起きたとみられる。式に出席していた親族や友人らは深夜まで祝いを続け、その後、各自が休んでいたところで爆発が起きたとされる。現場では救助隊が瓦礫の下に閉じ込められた多数の人々を救出、病院に搬送した。

救助活動にあたった当局者は建物の一部が倒壊したと述べており、周囲の住宅数軒にも被害が出たと報じられている。現場では捜索が続けられ、出火源や原因の特定を進めている。初期の捜査では、ガス漏れによるシリンダーの爆発が有力な要因とみられているが、当局は引き続き正式な調査を進める方針を示している。

負傷者は近隣の病院に搬送され、手当てや治療を受けている。イスラマバード警察や地元行政当局は現場周辺の安全確認を行うとともに、ガス・シリンダーの取り扱いに関する安全対策の徹底を呼びかけている。

パキスタンでは都市部を中心に多くの家庭が液化石油ガス(LPG)シリンダーを使用しているが、低圧の天然ガス供給や設備の老朽化が背景に、ガス漏れによる事故が多発している。このため専門家や支援団体は、一般家庭に対する安全教育や定期的な設備点検の重要性を指摘している。

シャリフ(Shehbaz Sharif)首相は声明で、犠牲者に哀悼の意を表するとともに、負傷者への最善の治療を指示し、徹底調査を命じた。首相府は被害を受けた家族への支援を検討するとしている。

この事故は祝いの場で発生したことから、地域社会に大きな衝撃を与えており、住民らの間には安全対策への不安が広がっている。ガス供給や住宅設備の安全性向上へ向けた具体策の検討が今後の課題となりそうだ。

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