▽雪崩はチベット国境近くの峠で2月28日に発生。近くの工事現場で働く労働者55人が雪に埋もれ、救助隊が50人を救助したという。
-1.jpg)
インド北部ウッタラカンド州のチベット国境付近で発生した雪崩について、軍当局は1日、4人の死亡を確認し、行方不明者の捜索を続けていると明らかにした。
雪崩はチベット国境近くの峠で2月28日に発生。近くの工事現場で働く労働者55人が雪に埋もれ、救助隊が50人を救助したという。
軍は声明で、「レスキュー隊が50人を救助し、そのうち4人が死亡した」と述べた。
軍、警察、消防が残り5人を捜索中。地元メディアによると、複数のヘリが現場に投入されている。負傷者の数は明らかになっていない。
地元テレビ局は州政府関係者の話しとして「何人かは重傷を負い、入院している」と伝えている。
労働者の多くは出稼ぎ労働者で、インドからチベットに続く高速道路の拡幅工事に従事していた。
ヒマラヤ地域は地球温暖化の影響を強く受けており、近年雪崩が多発している。
ウッタラカンド州の山岳地帯で2022年に発生した雪崩では27人の登山訓練生が死亡した。