◎ミャンマー軍の兵士が反体制派に押されて隣国の退避したことが明らかになったのは初めてである。
ミャンマー、首都ネピドー、国軍記念日の軍事パレード(Aung Shine Oo/AP通信)

ミャンマーの国境警備隊員と兵士約340人が少数民族軍との戦闘中にバングラデシュに逃亡した。バングラ外相が8日、明らかにした。

それによると、兵士たちは7日に国境を越え、バングラに入ったという。

同外相はこの問題について「ミャンマー軍政と協議している」と明らかにした。

バングラの国境警備隊は今週初め、隣国ミャンマーのラカイン州から兵士たちが逃げ込んできたと報告。ミャンマー軍の兵士が反体制派に押されて隣国の退避したことが明らかになったのは初めてである。

AP通信はバングラ外務省関係者の話しとして、「逃げ込んできた兵士たちは武装解除に応じ、安全な場所に移送された」と伝えている。

ラカイン族の武装集団「アラカン軍」やチン州の反体制派「チン民族戦線(CNF)」などからなる民主派勢力は昨年10月、中国国境に近いシャン州北部で反攻を開始。複数の地域から国軍を追い出した。

バングラ国境含む複数の州では国軍と民主派勢力による戦闘が続いているとみられるが、戦況はほとんど明らかになっていない。

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