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▽事件は州都クエッタ郊外の砂漠地帯にある基地で27日夜に発生。爆発物を積んだ車が基地手前の壁に突っ込み爆発した。
パキスタン、南西部バルチスタン州(ロイター通信)

パキスタン南西部バルチスタン州で正体不明の武装勢力が陸軍基地を襲撃し、銃撃戦の末、兵士2人と武装勢力の戦闘員5人が死亡した。陸軍が28日、明らかにした。

それによると、事件は州都クエッタ郊外の砂漠地帯にある基地で27日夜に発生。爆発物を積んだ車が基地手前の壁に突っ込み爆発したという。

その後、別の車に乗った戦闘員が基地の入り口に迫ったものの、部隊が応戦。激しい銃撃戦になった。

陸軍は声明で、「部隊は現場にいた3人を全員無力化した」と述べた。爆発した車には2人が乗っていたという。

シャリフ(Shehbaz Sharif)首相とザルダリ(Asif Ali Zardari)大統領は声明で殉職した兵士に哀悼の意を表し、現場で対応に当たった部隊を称賛した。

地元メディアによると、犯行声明を出した組織は確認されていない。

バルチスタン州では四半世紀ほど前から政府と分離主義勢力による紛争が続いており、反政府勢力「バルチスタン解放軍(BLA)」などの反乱軍は州の資源を分配するよう中央政府に要求。その後、独立を求めて反乱を起こした。

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