▽墜落したのは韓国製のFA50戦闘機、3月4日の午前0時過ぎ、ブキドノン州で作戦に参加中、交信が途絶えたという。
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フィリピン空軍の戦闘機が南部ミンダナオ島郊外に墜落し、パイロット2人が死亡した。軍当局が5日、明らかにした。
空軍は南部州の反乱軍に関連する作戦を展開していた。
空軍によると、墜落したのは韓国製のFA50戦闘機、3月4日の午前0時過ぎ、ブキドノン州で作戦に参加中、交信が途絶えたという。空軍が捜索救助活動を行った。
FA50の残骸とパイロットの遺体は5日、ミンダナオ島南部の山地で発見された。
空軍の報道官はオンライン会見で、「初期の調査で撃墜された証拠は確認できていない」と述べ、調査官が墜落の原因を調べていると強調した。
また報道官は残り11機のFA50について、原因を特定するまで飛行を制限していると明らかにした。
フィリピンは2014年、安全保障を強化し、南シナ海における中国との海洋境界線を防衛する能力を向上させるための軍事近代化プログラムの一環として、韓国から12機のFA50を取得した。
ミンダナオ島を含む南部地域では同国最大のイスラム系反政府武装勢力「モロ・イスラム解放戦線(MILF)」やゲリラ組織「バンサモロ・イスラム自由戦士(BIFF)」など、複数の反乱軍が活動している。