印カシミール地方で銃撃戦、陸軍兵士2人死亡、2人負傷
インドとパキスタンはそれぞれカシミールの一部を管理している。この係争地をめぐる領有権争いが解決する目途は立っていない。
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インドの係争地カシミール地方の対テロ作戦について、インド陸軍は9日、兵士2人が死亡、2人が負傷したと明らかにした。
それによると、銃撃戦はジャンムー・カシミール州郊外の森林地帯で8日に発生。当局は以前、武装勢力の戦闘員1人が死亡、陸軍兵士7人が負傷したと報告していた。
陸軍はこの地域で8月1日から対テロ作戦を開始。ヘリコプターやドローンなどを投入してカシミールの分離独立を目指す勢力を追跡している。
当局によると、8日遅くの銃撃戦は数時間続いたという。
インド陸軍はX(旧ツイッター)に声明を投稿。「この地域の対テロ作戦は現在進行中であり、部隊がテロリストを追跡している」と書いた。
それ以上の詳細は明らかになっていない。
インドとパキスタンはそれぞれカシミールの一部を管理している。この係争地をめぐる領有権争いが解決する目途は立っていない。
ジャンムー・カシミール州では4月、正体不明の武装集団が観光客に向けて発砲し、26人が死亡、17人が負傷した。その多くがインド人であった。
この事件後、インドとパキスタンの境界で戦闘が発生。本格的な戦争に発展する恐れもあったが、両国は5月10日、米国の仲介を受け、完全かつ即時の停戦に合意した。