インドネシア・ムンタワイ諸島沖の船転覆事故、18人全員生還
事故は14日の午前11時頃に発生。沿岸警備隊は15日の声明で、7人を救助し、11人が行方不明になっていると報告していた。
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インドネシア・西スマトラ州のムンタワイ諸島沖で船が転覆した事故について、沿岸警備隊は15日、行方不明になっていた11人全員が生還したと明らかにした。
事故は14日の午前11時頃に発生。沿岸警備隊は15日の声明で、7人を救助し、11人が行方不明になっていると報告していた。
同警備隊は声明で、「18人の体調は良好であり、うち3人が未成年、1人が地方議会議員であった」と明らかにした。
この船はムンタワイ諸島の定期便のひとつであった。
沿岸警備隊によると、2人の乗組員を含む7人が荒れた海を数時間泳ぎ続け、海岸にたどり着き、近くの漁村に助けを求めたという。
さらに、別の1人も自力で海岸にたどり着き、警察に保護された。
船が転覆した原因は明らかになっていない。
地元テレビ局は生存者の話しとして、「天候が急変し、高波に飲まれた」と伝えている。
インドネシアは1万7000を超える島々からなる世界最大の群島国家であり、船やフェリーが主要な交通手段となっている。
今月初めにはバリ島近海でフェリーが沈没。乗客65人のうち18人が死亡、30人が救助され、今も17人が行方不明のままである。