密造酒飲み14人死亡、6人重体、警察が7人逮捕 インド
▽密造酒は安価で酔いやすいものの、度数を高めるために農薬やメタノール(メチルアルコール)などを混ぜていることが多いため、極めて危険だ。
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インド北部パンジャブ州で密造酒を飲んだとされる14人が死亡、6人が意識不明の重体で入院している。警察が13日、明らかにした。
それによると、同州北部の5つの村で密造酒を提供した疑いで7人が逮捕されたという。
地元テレビ局は警察庁幹部の話しとして、「特別捜査本部が取り締まりを開始し、この地域で危険なアルコールを提供しているネットワークを解体する予定だ」と報じた。
警察は密造酒がどのようなルートで市民に提供されたか調べている。
密造酒は安価で酔いやすいものの、度数を高めるために農薬やメタノール(メチルアルコール)などを混ぜていることが多いため、極めて危険だ。
地元メディアによると、密造酒はインド全土で莫大な利益を生む産業のひとつになっており、その規模はアルコール産業に匹敵すると推定されている。
捜査当局は今回見つかった密造酒にどのような物質が含まれていたか明らかにしていない。
密造者は税金を払わず、膨大な量の密造酒を安価で売りさばき、利益を上げている。
専門家によると、これらの密造酒に使用されるメタノールは主に工業用であり、少量でも失明や肝障害、死に至る可能性がある。