インド・テランガナ州の製薬工場で爆発、12人死亡

現場は州都ハイデラバードから50キロほど離れた工業地帯。爆発後に火災が発生し、数時間後に鎮火した。
2025年6月30日/インド、テランガナ州、爆発があった製薬工場(AP通信)

インド・テランガナ州の製薬工場で爆発があり、少なくとも12人が死亡、複数人が負傷した。当局が6月30日、明らかにした。

それによると、現場は州都ハイデラバードから50キロほど離れた工業地帯。爆発後に火災が発生し、数時間後に鎮火した。

州消防局の局長はAP通信の取材に対し、「現場で作業員とみられる10人の遺体を収容し、2人の作業員が搬送先の病院で亡くなった」と語った。

爆発の原因は明らかになっておらず、警察が関係者から話しを聞いている。

爆発したのは地元の製薬会社の医薬品製造施設の一部。地元メディアによると、作業員約30人が負傷し、病院に搬送されたという。

地元テレビ局の取材に応じた州当局者は「工場の噴霧乾燥機ユニットで爆発が発生し、原料を医薬品用に加工する設備が損壊した」と伝えている。

インドには世界有数の製薬企業の本社がいくつもあり、ジェネリック医薬品とワクチンのグローバルな供給において重要な役割を果たしている。

モディ(Narendra Modi)首相はソーシャルメディアへの投稿で犠牲者に哀悼の意を表し、遺族に20万インドルピー(約33万6500円)を提供すると表明した。

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