インド南部のクリケットスタジアムで群集事故、11人死亡
インドでこのような群集事故は珍しくない。
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インド南部カルナタカ州のクリケットスタジアムで群集事故が発生し、少なくとも11人が死亡、30人以上が負傷した。当局が4日、明らかにした。
それによると、事故は同州バンガロールのクリケットスタジアムの入り口付近で発生。中に入ろうとした人々が押し合いへし合いになった。
スタジアムではこの日、インド・プレミアリーグを制した地元チームの凱旋イベントが開催され、数万人が集まっていた。
カルナタカ州政府は声明で、「群衆がスタジアムのゲートの一つを破って中に入り、イベントに参加しようとした」と明らかにした。
それによると、その直後に数十人が将棋倒しになったという。
地元テレビ局は当局者の話しとして、「少なくとも11人が死亡、33人が重軽傷を負い、病院に搬送された」と伝えている。
ソーシャルメディアで共有された動画には地面に横たわる人々や救急隊員が負傷者を搬送する様子が映っていて。スタジアム内でのイベントは予定通り行われた。
インドでこのような群集事故は珍しくない。
南部ゴア州の寺院で先月初めに発生した群集事故では少なくとも6人が死亡、数十人が負傷した。
北部プラヤグラージでは今年1月、ヒンズー教の宗教行事「クンブメーラ」の会場で群集事故が発生し、少なくとも30人が死亡、数十人が負傷した。
北部ウッタルプラデシュ州の宗教行事で昨年7月に発生した事故では少なくとも116人が死亡、80人以上が重軽傷を負った。
2013年には中部マディヤプラデシュ州の寺院を訪れた巡礼者たちが橋の崩壊を恐れてパニックを引き起こし、少なくとも115人が圧死もしくは川に落ちて死亡した。
2011年には南部ケララ州の宗教祭で100人以上のヒンズー教徒が圧死した。