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▽ゴンザレス氏は1月10日の大統領就任式に出席すると表明していたが、結局実現せず、この6日間、ドミニカ共和国に滞在していた。
ベネズエラ、2024大統領選に出馬した全野党の統一候補ゴンザレス氏(ロイター通信)

南米ベネズエラの野党指導者ゴンザレス(Edmundo González)氏が14日、グアテマラに到着した。

グアテマラ外務省の報道官はAP通信の取材に対し、「ベネズエラの正当な大統領であるゴンザレス氏は首都グアテマラシティの空港に到着し、15日にアレバロ(Bernardo Arévalo)大統領と会談する」と語った。

ゴンザレス氏は1月10日の大統領就任式に出席すると表明していたが、結局実現せず、この6日間、ドミニカ共和国に滞在していた。

独裁者のマドゥロ(Nicolas Maduro)大統領に忠誠を誓う選挙管理委員会は昨年7月の大統領選の集計結果を公表せず、マドゥロ氏が得票率51%で勝利したと宣言した。

しかし、野党陣営は全国の電子投票機が印刷した集計表の80%以上を確保・精査した結果、全野党の統一候補であるゴンザレス氏の得票数はマドゥロ氏に2倍以上の差をつけていたことが明らかになった。

米国やEUを含む数十カ国が選挙の勝者をゴンザレス氏と認定。選管に透明性のある集計結果を公表するよう呼びかけてきた。

しかし、最高裁判所は8月末、マドゥロ氏の勝利を認定。さらにカラカスの地方裁判所は9月、ゴンザレス氏が選挙結果を捏造し、暴動を煽ったなどとして逮捕状を発行した。

この結果、ゴンザレス氏はスペインへの亡命を余儀なくされた。

マドゥロ氏は10日の就任式で3期目をスタートさせ、米英とEUによる新たな制裁を非難。「悪名高い帝国主義的な者どもが科した新たな制裁を断固拒否する」と表明した。

ドミニカの空港当局によると、ゴンザレス氏は14日に自家用機で首都サントドミンゴの空港を出発し、グアテマラに無事到着したという。

ゴンザレス氏は現在、中南米諸国を歴訪中。今月初めに国賓としてアルゼンチンを訪問し、先週にはバイデン(Joe Biden)米大統領とも会談した。

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