▽177人は中米キューバのグアンタナモ海軍基地からホンジュラスに移された後、ベネズエラに戻った。
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ベネズエラ北部ラグアイラ州の国際空港に米国から強制送還された移民177人を乗せた便が到着した。現地メディアが20日に報じた。
この177人は中米キューバのグアンタナモ海軍基地からホンジュラスに移された後、ベネズエラに戻った。
ベネズエラ内務省によると、便は午後10時頃に到着したという。政府・自治体の関係者や家族が出迎えた。
内務省は声明で、「177人は健康チェックを受け、犯罪容疑がある者は裁判所の手に委ねられる」と述べた。
また同省は今回の帰還について、「政府が米当局と交渉した結果、実現した」と主張した。
トランプ(Donald Trump)米大統領は先月末、悪名高いグアンタナモ基地に犯罪歴のある不法移民3万人を収容する計画を発表した。
トランプ氏はグアンタナモに送った移民の詳細を明らかにしていないが、ベネズエラのギャング「トレンデアラグア」のメンバーが含まれていることを認めている。
米国務省は19日、トレンデアラグアやメキシコに拠点を置く世界最大の麻薬組織「シナロア・カルテル」など、複数の麻薬カルテルを「外国テロ組織」に指定した。
ホンジュラスのカストロ(Xiomara Castro)大統領は今週、米国との犯罪人引き渡し条約を継続することで米政府と合意したと発表。不法移民の一時的な受け入れも認めた。
今回送還された177人のうち126人は犯罪歴または前科があり、うち80人はトレンデアラグアと関係があったとされる。残り51人に前科はないとのこと。