▽ゴンザレス氏は血圧が急激に低下し、病院に緊急搬送されたものの、容体は安定しているという。
とマチャド元議員(AP通信).jpg)
南米ベネズエラの野党指導者ゴンザレス(Edmundo González)氏がスペインの病院に入院した。ゴンザレス氏の広報担当が5日、明らかにした。
それによると、ゴンザレス氏は血圧が急激に低下し、病院に緊急搬送されたものの、容体は安定しているという。
それ以上の詳細は明らかになっていない。
ゴンザレス氏は昨年のベネズエラ大統領選に出馬し、マドゥロ(Nicolas Maduro)大統領に勝利したと考えられている。
しかし、マドゥロ氏に忠誠を誓う選挙管理委員会は集計結果を公表せず、マドゥロ氏が得票率51%で勝利したと宣言した。
野党陣営は全国の電子投票機が印刷した集計表の80%以上を確保・精査した結果、全野党の統一候補であるゴンザレス氏の得票数はマドゥロ氏に2倍以上の差をつけていたことが明らかになった。
米国やEUを含む数十カ国が選挙の勝者をゴンザレス氏と認定。選管に透明性のある集計結果を公表するよう呼びかけてきた。
しかし、最高裁判所は24年8月末にマドゥロ氏の勝利を認定。さらにカラカスの地方裁判所は同年9月、ゴンザレス氏が選挙結果を捏造し、暴動を煽ったなどとして逮捕状を発行した。
この結果、ゴンザレス氏はスペインへの亡命を余儀なくされた。