ベネズエラ暫定政権、政治犯626人を釈放、国連と協議へ
ロドリゲス氏は正式な釈放時期やプロセスの詳細について明らかにしておらず、具体的にいつ誰が釈放されたのかも提示していない。
.jpg)
ベネズエラのロドリゲス(Delcy Eloína Rodríguez Gómez)暫定大統領は23日、これまでに626人の政治犯が釈放されたと発表した。釈放は現在進行中のプロセスの一環で、ロドリゲス氏は国連人権高等弁務官事務所(OHCHR)に対し、釈放された政治犯のリストを検証するよう要請した。国連の検証を通じて、データの透明性を確保すると説明している。
ロドリゲス氏は正式な釈放時期やプロセスの詳細について明らかにしておらず、具体的にいつ誰が釈放されたのかも提示していない。一方でベネズエラの人権団体は1月8日以降に釈放された政治犯は154人にとどまると報告しており、政府発表との間で大きな乖離がある。人権団体は公式記録の公開と透明性の向上を求めている。
この釈放は米軍によるマドゥロ拘束作戦後に進められている政治的および社会的変革の一部として位置づけられている。1月初旬に米軍が実施した作戦でマドゥロ(Nicolas Maduro)前大統領が拘束され、その後ロドリゲス氏が暫定大統領に就任して以降、政府は「和解と平和のプログラム」を掲げ、長年の政治対立と国内の混乱を収束させる方針を示してきた。
ロドリゲス政権は多数の政治犯や反体制活動家が長期間拘束されてきたことを受け、釈放を進めることが必要だとしている。政治犯には外国人も含まれ、政府は国際社会の信頼を回復することを目指していると説明している。また、釈放の進展が地域の安定や国際的な評価に寄与するとの認識も示した。
しかし、国内外の人権団体や市民社会からは依然として懸念の声が上がっている。首都カラカスの人権団体は政治犯の数や対象者の性質について公式記録を求めるとともに、未だ多くの政治犯が拘束されたままであるとの見解を示している。家族や支援者たちは釈放が着実に進むことを期待する一方で、プロセスの不透明さを批判し、完全な自由の回復を求める声を強めている。
ロドリゲス氏は1月26日にも国連高等弁務官と協議し、釈放の状況と今後の方針について説明する予定である。国際社会はこの協議が人権状況の改善と透明性向上に寄与するかどうかを注視している。
