▽グアニパ氏は弁護士であり、長年政治家として活動してきたが、昨年の大統領選挙以来、身を隠していた。
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南米ベネズエラの野党指導者マチャド(María Corina Machado)元議員の側近であるグアニパ(Juan Pablo Guanipa)氏が逮捕された。内務省が23日、明らかにした。
グアニパ氏は弁護士であり、長年政治家として活動してきたが、昨年の大統領選挙以来、身を隠していた。
大統領選への出馬を禁じられたマチャド氏も身を隠している。
内務省は声明で、「著名な野党指導者であるグアニパがテロ計画を主導した疑いで逮捕された」と述べたが、それ以上の詳細は明らかにしなかった。
当局はしばしば、野党がテロを計画し、独裁者のマドゥロ(Nicolas Maduro)大統領を打倒しようとしている主張してきた。
野党と人権団体は23日、マドゥロ政権を非難し、グアニパ氏を解放するよう求めた。
グアニパ氏の盟友であるゴンザレス(Edmundo González)氏は昨年の大統領選に出馬し、マドゥロ氏に勝利したと考えられている。
しかし、マドゥロ氏に忠誠を誓う選挙管理委員会は集計結果を公表せず、マドゥロ氏が得票率51%で勝利したと宣言した。
野党陣営は全国の電子投票機が印刷した集計表の80%以上を確保・精査した結果、全野党の統一候補であるゴンザレス氏の得票数はマドゥロ氏に2倍以上の差をつけていたことが明らかになった。
米国やEUを含む数十カ国が選挙の勝者をゴンザレス氏と認定。選管に透明性のある集計結果を公表するよう呼びかけてきた。
しかし、最高裁判所は24年8月末にマドゥロ氏の勝利を認定。さらにカラカスの地方裁判所は同年9月、ゴンザレス氏が選挙結果を捏造し、暴動を煽ったなどとして逮捕状を発行した。
この結果、ゴンザレス氏はスペインへの亡命を余儀なくされた。