ベネズエラ検察、エルサルバドル大統領を移民虐待の疑いで調査
移民たちは先週末、ベネズエラで拘束されていた米国人10人との交換として釈放・帰国した。
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ベネズエラの検察当局は21日、エルサルバドルのブケレ(Nayib Bukele)大統領に対し、ベネズエラ人移民に対する虐待と人権侵害の疑いで調査を開始したと発表した。
この移民たちはトランプ米政権によってエルサルバドルに強制送還された後、警備厳重な刑務所に数ヶ月間勾留されていた。
首都カラカスの検事総長事務所は声明で、「帰国した一部の移民が当局に虐待の疑いを報告したため、調査を開始する決定を下した」と述べた。
調査の対象には司法長官や刑務所の責任者などが含まれている。
トランプ政権は3月中旬、1798年に制定され、第2次世界大戦中に日系人の強制収容で使われたことで知られる敵性外国人法に基づき、ベネズエラのギャング「トレンデアラグア」の構成員とされる約250人をエルサルバドルの刑務所に送った。
移民たちは先週末、ベネズエラで拘束されていた米国人10人との交換として釈放・帰国した。
エルサルバドル政府はコメントを出していない。