ブラジル財務相「米国はもっと寛大な態度で中南米諸国と接するべき」

▽ハダド氏は地元紙UOLのインタビューの中で、「ルラ政権は米国と中国のどちらかを選ぶつもりはなく、多国間アプローチを採用すべきだと考えている」と語った。
ブラジル、首都ブラジリア(Getty Images)

ブラジルのハダド(Fernando Haddad)財務相は12日、「米国はもっと寛大な態度で中南米諸国と接するべきだ」と述べた。

ハダド氏は地元紙UOLのインタビューの中で、「ルラ政権は米国と中国のどちらかを選ぶつもりはなく、多国間アプローチを採用すべきだと考えている」と語った。

またハダド氏は中国が長年ブラジルの最大の貿易相手国である一方、米国は依然として技術革新の最前線にあり、最大の経済大国として無視できない存在であると強調した。

さらに、「米国はもっと温かい目で中南米諸国と接し、大らかに、思いやりを持ってほしい」と訴えた。

ブラジルルラ(Luiz Inácio Lula da Silva)大統領は12日、訪問先の中国で、持続可能な航空燃料を生産するための投資を含む、2つの契約を結んだと発表した。

ハダド氏によると、ルラ氏は中国から帰国後、データセンターに関する国家政策を発表する予定。ハダド氏はこの構想について、「安全保障上の理由も含め、ブラジルにとって非常に重要なものになる」と付け加えた。

ティックトックの親会社であるバイトダンスは現在、ブラジルにデータセンターを建設する計画を進めている。

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