SHARE:

トランプ氏「ベネズエラ大統領拘束作戦で秘密兵器を使用」詳細明かさず

米軍は1月3日の作戦でマドゥロとその妻を拘束、米国に移送した。これに先立ちトランプ政権はベネズエラを麻薬テロ国家と非難し、軍事的圧力を強めていた。
2026年1月3日/ベネズエラ、首都カラカス近郊の軍事施設(ロイター通信)

トランプ(Donald Trump)米大統領は25日、ニューヨーク・ポストのインタビューで、南米ベネズエラの大統領拘束作戦で「秘密兵器」を使用したと明らかにした。AP通信によると、この兵器は「ディスコンボビュレーター(The Discombobulator)」と呼ばれ、トランプ氏はベネズエラ側の機器を機能不全に陥れたと説明した。また詳細については語れないとしつつも、敵の装備を“無力化した”と述べた。

トランプ氏はこのインタビューで、米軍がマドゥロ拘束作戦において「パルスエネルギー兵器」のような技術を使用したとの報道に言及。ディスコンボビュレーターと呼ばれる秘密兵器に触れ、「許可されていないので話せない」と前置きしつつ、「彼らはロケットを発射できなかった」と語った。ベネズエラ軍が保有していたロシア製や中国製のロケットは作動せず、ボタンを押しても何も起きなかったという。トランプ氏は以前、作戦時に首都カラカスのほぼ全ての電力を遮断したとも述べていたが、その具体的な方法については説明していない。

米軍は1月3日の作戦でマドゥロとその妻を拘束、米国に移送した。これに先立ちトランプ政権はベネズエラを麻薬テロ国家と非難し、軍事的圧力を強めていた。

トランプ氏はインタビューの中で、麻薬カルテルに対する陸上での軍事攻撃も辞さない姿勢を改めて示した。またメキシコや中米にまで攻撃が及ぶ可能性があると述べ、「彼らのルートも住居も全て把握している」と語り、カルテルに対する攻撃を継続する考えを示した。米軍は先週、東太平洋で麻薬密輸に関与したとされる船舶を空爆。マドゥロ拘束後初の攻撃となった。

トランプ氏はベネズエラ関連の石油タンカー7隻から積み荷の原油を押収したと述べたが、現在その原油がどこにあるかは明かさなかった。トランプ氏は「話すことはできないが、彼ら石油を持っていない。我々が取った」と述べるにとどめた。

インタビューではその他にも、トランプ氏がベネズエラの野党指導者マリア・コリナ・マチャド(María Corina Machado)氏から授与されたノーベル平和賞の扱いにも触れ、ホワイトハウス内で飾る場所を考えていると明らかにした。また、北極圏の安全保障に関するNATOとの枠組み協定について、「基地の土地の所有権を得る」と述べたが、デンマークやグリーンランド、NATO側は「主権は交渉対象外」と反論している。

この記事が気に入ったら
フォローしよう
最新情報をお届けします