国連安保理、米国とベネズエラの緊張激化に懸念表明
トランプ政権はラテンアメリカの麻薬カルテルからの脅威と闘う取り組みの一環として、この地域にイージス艦など、数千人規模の部隊を派遣している。
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国連安全保障理事会は10日、米国とベネズエラ間の緊張が激化していることに深刻な懸念を表明した。
ベネズエラの同盟国ロシアは、米国が麻薬密輸船への攻撃において、「撃てばいい」というカウボーイ的原則を用いていると主張した。
ロシアのネベンジャ(Vasily Nebenzia)国連大使は安保理の会合で、「ベネズエラには米国が脅威から行動に移る用意があると信じる十分な理由がある」と述べた。
フランス、ギリシャ、デンマークなどの国々は緊張緩和と対話による解決、国際法の順守を求めた。
カリブ海に展開している海軍は先月初め、外国テロ組織に指定されているベネズエラの麻薬組織トレンデアラグアが運航する麻薬輸送船を空爆し、構成員11人を殺害。その後、さらに3~4隻の麻薬密輸船を爆撃した。
トランプ政権はラテンアメリカの麻薬カルテルからの脅威と闘う取り組みの一環として、この地域にイージス艦など、数千人規模の部隊を派遣している。
マドゥロ氏はこの攻撃を米国による「侵略行為」と呼び、国際社会に米海軍を止めるよう求めている。
米国のケリー(John Kelly)代表は「麻薬テロリストから我が国を守る行動を揺るがすことはない」と述べた。
とベネズエラのマドゥロ大統領(AP通信).jpg)
トランプ政権とベネズエラの関係が急速に悪化した背景
国際法の順守、証拠の透明化、地域協調、人道的配慮を欠いた短期的な力の行使は、長期的な解決を遠ざけるリスクが高い。 トラン